FC2ブログ

KATANAとは何だったのか? ---GSX1100S KATANA---

リアルKATANA世代なので、KATANAがプロトタイプとしてケルンショーにデビューした時(1980年9月)のことはよく憶えています。
「ケルンの衝撃」とかよく言われますが、確かに素晴らしいデザインでしかも機能的に完璧に見えたので、
ああ乗ってみたい!と憧れました。
ba3a3da3ae6e2770daa803cc36f3c3849ef127c9_xlarge.jpg
Lawrenceより

それが2年後の1982年に750として国内で発売されて、自分が買えるようになるとは思いもしませんでした。

勿論、買ってすぐにオリジナルのセパハンに交換しましたが、警察に執拗に目を付けられました。
それでもオリジナルデザインをぶち壊す耕運機ハンドルは絶対に受け入れられませんでした。

どうしてこんなデザインが出来たのか?色々なところで語られていますので蛇足になりますが、
やはり1979年ドイツのモトラッド誌のデザインコンペティションに登場し、他を圧倒してしまった
MV750S
9f02fa0b355fbd2eb77f4b80592e74cdb37ffd05_xlarge.jpg
これの影響がすべてと言っていいでしょう。

これも当時の二輪雑誌で紹介され、見てはいました。
MVアグスタは車ならフェラーリのような存在で、特にプレミアムなブランドですから、このデザインも分かります。
それを真面目なスズキが、ターゲットデザインにこんなデザインにしてくれと言ったのですから、イケイケの時代だったんですね。
それにしてもこのデザインを選んだスズキに感謝感謝です。
普通の人が、ちゃんと乗れて壊れない、こんな素晴らしいデザインのバイクに乗れたのですから。

このデザインの趣旨は、要するにカフェレーサーだったと思います。
小さめのカウルからタンクにかけて一体化されたボリュームと、それにS字に繋がって流れるようなデザインのシート。
ロングタンクにセパハン、バックステップ、短いテールエンド。
すべてカフェレーサーの文法にのっとり、近未来テイストに構築されたデザイン。

それがKATANA化するにあたって、ドイツ的に理詰めで全く機能を阻害しなかったところが素晴らしい。
スズキが機能面では絶対に譲らなかったという真面目さが、功を奏したとも言えるようです。
実際毎日通勤に乗っていましたし、ロングツーリングも全く無理なくこなしました。
見た目と裏腹に実に乗りやすくて信頼性も高く、良いバイクでした。
もしMVアグスタから市販モデルが出ていたら、デザインのために実用性を無視したでしょう。

このデザインは普遍性があった。

その証明が、多くのフォロワーが生まれたことに現れています。
以前に乗っていた200デュークも、タンクからシートにかけての造詣がカタナを彷彿させていました。
またドゥカティー・ディアベルが登場した時も、カタナが登場した時と同じような印象を受けました。
クルーザーの乗りやすさとカフェレーサーのカッコ良さの融合。
これも普遍性があり、継続発展していくだろうデザインだなと。

KATANAとは何だったのか?

真面目で近未来デザインのカフェレーサー。

私はそう考えています。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : バイク
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
アルバム
最新記事
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
カテゴリ
DIY (3)
最新コメント
リンク
プロフィール

motoマジマン

Author:motoマジマン
From福島県郡山市
3.11をきっかけにリターンしました
バイクや車の話が好きなんです

最新トラックバック
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター