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男の茶の湯----正午の茶事

弥生八日、茶の湯を愛好する男の集まりで、正午の茶事を催しました。
お茶を習っていない方のために『正午の茶事』を簡単に説明しますと

お客様の流れ
招かれたお宅へ定刻の15分位前に行き、先ず寄付き待合という部屋で身支度を整えます。
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準備が整ったころ、席主の計らいでお湯を一口いただきます。
お湯を飲んだら外露地(庭)に出て、腰掛待合に進みます。
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亭主(席主)の迎え付けがあって、茶室に入ります。
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この時期は炉で、初炭手前があります。
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懐石が運ばれ、食事タイムです。
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最後に主菓子が出て、それをいただいて一旦茶室を出ます。
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席が改まって、掛け軸は外され、茶花がかけられます。
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再び茶室に入ります。濃茶点前があって、客はこれを回し飲みします。この濃茶を美味しく飲むために、胃を整えるのが懐石料理です。ですから濃茶が、クライマックスになります。
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次の薄茶のために、後炭点前をします。火力が落ちてきたので炭を足しますから、どうぞゆっくりしていってくださいという意味もあります。
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クライマックスを終えて、座がぐっとくだけて、薄茶点前になります。
和やかに歓談しながら薄茶をいただき、正午の茶事の終わりになります。

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初炭手前の準備中の炉の中の様子。種火を三つ入れて、この後濡れ釜をかけます。

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軸は裏千家15代家元・鵬雲斎大宗匠。『安分以養福』分を安んじ以て福を養う。60歳台のころの筆。剛毅な手です。

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腰掛待合で、亭主の迎え付けを待つお客様。

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迎え付けに出た亭主。蹲を清めます。本来手桶を使うときは、筧は使いません。茶室のオーナーが手桶を使うのを知らずに、筧の水を出してくれました。

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迎え付けの挨拶が終わり亭主は茶室へ。

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その頃、台所は大忙し。最年長のメンバーは愛用の手打の包丁と柳のまな板持参。

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向付はアマダイの昆布締めトンブリ和え・つまは芽ネギ。

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香の物は大根・人参・牛蒡。

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八寸の準備。ウドの白みそ和え・カラスミ京大根添。敷いてある葉は、庭から採ったツワブキ。

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湯桶に入っているのは、ご飯のお焦げ。
注いでいるお湯は、地元の名水。磐梯熱海深沢の湧水。勿論放射能検査済み。(まったく(*´>д<))

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花は椿(侘助)と蠟梅。竹の花入れは五つ作った中で、一番細いもの。床が小さいので。

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後炭点前に入る亭主。茶事も終盤です。

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客を待つ蹲。寒いので湯桶を出しました。写真の順序が逆。
茶事も終了し、お見送りも済みました。
ここまで11時から15時。約4時間でした。

さてこれからは、自分たちの時間。同じ料理を、茶室で頂きました。
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手にかけているのが煮物椀。懐石料理のメインなのに、写真がない!完璧だったのに~ (≧◇≦)

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右の手つき鉢は鰆の幽庵焼。これも完璧に美味しかった。

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薄茶に出した干菓子。早蕨・薄氷。

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最年少メンバーの薄茶点前。彼は陶芸作家です。

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茶碗は二本松万古焼・井上窯。銘『ほんとうの空』 点前の彼とは別の人の作品。この日のために造っていただきました。
(我が故郷にほんとうの空は還るんだろうか?)

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この湯気も寒い時期には御馳走です。暖房なしでも茶室は暖かい。

後片付けは大変でしたが、充実した素晴らしい一日でした
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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

正午の茶事

ちょっと言葉を変えて

「昼下がりの茶事」にすると

なんか妖しげな雰囲気を醸し出しますねぇ
(●´艸`)ムフフ

Re: No title

とださん

全部言わないところがニクイですね~

もしオードリーみたいな子が客だったら、オジサン達たまらんですわ。多分茶事にならんでしょう。

やっぱり茶の湯は年寄の文化ですかね・・・ (*´∀`)b
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