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きものの着付け

昨日の月釜でのきものウォッチング(これも仕事なのでかなり真面目に観察して来ました)で、気になった点が一つ。
茶席の着物には当然それなりのTPOがありますが、最近はお茶を勉強する人たちも呉服店も、コーディネートの研究が進んできて、明らかにおかしい格好をしている人、と言うのはいなくなってきました。むしろお茶の世界がいま着物文化の先頭を走っていると言えます。だからここで揉まれている方々は大体何処に出ても恥ずかしくないコーディネートをしています。
でも昨日、なんともいえない違和感を醸している方がいて、逆に目が釘付けになったのですが、問題は着付でした。
おそらく美容院で着付をしてもらったのでしょう。髪もきちんとやってありましたし、きれいに着付してもらっていたのですが、衣紋(えもん)を抜きすぎているのです。帯も変り結び。茶装でこれはNGです。色っぽ過ぎるのです。これは踊り用の着付です。失礼ながら年齢の割りに派手すぎるコーディネートも、着付が違っていれば、こんなにイタイことにはならなかった筈。
せっかく頑張って着物を着て、もしかしたらお点前などしたのかも知れませんが、もったいないことでした。美容院でパーティーに行くのか茶会に行くのか、きちんと説明しなかったのでしょうか。いやな思いをして着物に懲りた、なんて事にならないといいのですが。
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テーマ : 着物
ジャンル : ファッション・ブランド

風炉の灰形

昨日は裏千家郡山支部の月釜に行ってきました。場所は前出の21世紀公園内麓山荘。ご亭主のセンスと気概が、素晴らしい席を建立してました。特に印象深かったのが風炉の灰形。
茶の道具で風炉と言うものがあります。火を熾してお湯を沸かすための道具です。中の灰は断熱材の役割です。手あぶりや火鉢と似たようなものです。これが茶道では美意識の極みで整えられ、芸術の域に達しています。
灰と灰形2
こう言う教科書のような灰形は一朝一夕に出来るものではなく、長年の修練と、灰を丹精込めて育ててようやく出来るものです。そういう日頃の茶人としての生き方が、おのずと灰形に顕れてくるのでしょう。
流石に撮影は憚られました。なんかいつもですね(笑)

代わりに教科書の写真を掲載しておきます。
灰と灰形1

中国思想で陰陽道があります。宇宙は「木火土金水」の五つの元素で成り立つという考え方です。茶の湯の風炉釜の本質はこの「木火土金水」を均整に具備しているところに尊さがあります。火は風によって風炉の中に起こり、水は釜の中にあり、釜は金であり、風炉と仕切りの瓦は土であり、木は木灰であると。

理屈はともかく、風炉の中で炭が赤く熾っている姿は本当に美しいものです。

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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