利休の辞世

ある方と話していた時、「利休の辞世ってどんなだっけ?」ときかれて、
そう言えば「人生70年・・・」みたいなのであとはうやむや。聞いたことはあるけど思い出せない。
で、調べてみると

人生七十 力囲希咄 (じんせいしちじゅう りきいきとつ)

吾這寶剣 祖佛共殺 (わがこのほうけん そぶつともにころす)

堤る我得具足の一太刀 (ひっさぐる わがえぐそくのひとたち)

今此時ぞ天に抛(いまこのときぞ てんになげうつ)


利休の略歴を披露する根気はないので、省略させていただきます。
一言でいえば、戦国時代にたくましく世渡りして権力に近づき、「侘茶」を完成させた人。
皆さんご存知の利休像。
70年という当時としては長寿の齢になって、秀吉から切腹を命じられます。
名だたる戦国大名を弟子に持ち、茶人として上り詰め、70になって切腹することになる。
どんな心中だったのか、全く思い及びません。

力囲希咄
禅の教えでは突然の悟り、大悟したときに発する声だそうで。
エイッ、ヤッとかウォーとかそんな声。

吾這寶剣 祖佛共殺
この宝剣であらゆるものを断ち切る。
臨済宗の開祖・臨済義玄のことば
「仏に逢うては仏を殺せ。祖に逢うては祖を殺せ。羅漢に逢うては羅漢を殺せ。父母に逢うては父母を殺せ。親眷に逢うては親眷殺せ。始めて解脱を得ん」からきた言葉でしょう。禅的表現は難しいのですが、尊い教えや恩あるものからも自由にならなければ悟りに至らないということなのでしょう。

堤る我得具足の一太刀
得具足は刀のことでしょう。切腹のための刀を引っ提げること。

今此時ぞ天に抛
今こそ天にはなたれて自由になる。もう誰にも何物にも束縛されない。



切腹させられることへの憤懣や悲しみ苦しみは感じられません。
激しい気性とある種の高揚感がにじみ出ています。
そしてこの自刃によって真の自由を手に入れるのだという、
あくまでも自ら選んだ道だと言っているように思います。

凄い質問をされてしまいましたが、おかげでいい勉強になりました。
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茶の湯---後片付けが大変

研究会で使った風炉から、灰を上げ、仕舞います。
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灰は篩ってポリバケツに。金属のバケツは灰のアルカリ成分で錆びてしまいます。
上の艶消しのように見える風炉は、土風炉で蒲池窯。面取1尺1寸。『真・行・草』とあるうちの行の格になります。
表面が柔らかいので気を使います。
素手で触ってもいけないくらいデリケートなものです。

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黒く艶のある方は土風炉でも眉風炉という形で、最も格の高い『真』の風炉です。
これも重たいうえに傷つきやすいので、扱いには注意が必要です。

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どちらも灰をあげたら、熱い湯で堅絞りしたガーゼで軽く叩き拭きします。
残った灰で傷がつきやすいので、擦るのは厳禁です。
仕上げ拭きはマイクロファイバー系のクロスが(眼鏡拭きとか漆器拭き)良いようです。

いつもながら腰に負担が来る作業で、今回は二ついっぺんに片づけたので、腰に不穏な痛みを感じ始めました。(^_^;)
作業終了するやほねつぎさんに直行しました。

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炭を洗う

茶の湯に使う炭はクヌギ炭です。
美しくて燃える風情が良く、匂いを出さず。
黒い炭が真っ赤に熾き、やがて清浄な白に変わってゆく様は美しい。
時間芸術とすら思えます。

今では超高級品です。
洗って使うのは、火の粉が飛んだりしないようにという実用上の理由と見た目の美しさの追求もあります。
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太さと長さは決まっていて、それぞれ役割があり名前もついています。
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茶の湯って本当に贅沢な遊びです ┐(´▽`)┌

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茶会の後始末

洗って乾かす。
が基本ですが、釜や鉄風炉は悠長にやってると一晩で錆が進行しますので・・・
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灰を上げ、お湯で洗ったら(ごしごし擦ったりはしません)、ドライヤーで一気に乾かします。
細かい隙間の水分も確実に除去します。

釜も余熱で乾燥も良いのですが、うちはドライヤー派。

お茶をやっている人にしかわからない、マニアックな話でした。

合掌 (-人-)

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歌花筒

先日、竹取の翁になって作ったのもは、こういう風に使われました。
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短冊は裏千家15代鵬雲斎大宗匠筆 『水明山色清』
足元のあしらいはカキツバタ・フトイ・菖蒲・都忘れ・シラン

5/15裏千家淡交会郡山支部茶会。
郡山ビューホテルアネックス6Fにて、香煎席を担当。
他に濃茶席・薄茶席がありました。

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